最近iPhoneをiOS 9にアップデートしたのだが、Apple純正ビデオアプリにて不具合を発見してしまった。
映画やアニメはMac miniのiTunesをビデオライブラリ専用にして管理して、それをiOS端末から純正ビデオアプリでストリーム再生しているのだが、iOS 9にアップデートした端末で、ある映画を再生すると音声が出ない・・・。音声が出るものもある。また、最初は出ないが、手動で音声を切り替えることで出るようになるものもある。
これらはすべてiOS 9にアップデートする前は何の問題もなく再生できていたものだ。
なぜ上記のようにファイルごとに挙動が異なるのか調べてみたところ、サラウンド音声の順番が影響しているようだ。上記の3種のファイルは以下のようになっている。
1、音声が出ないファイル
第1音声5.1chサラウンド
第2音声2ch
2、音声が出るファイル
第1音声2ch
第2音声5.1chサラウンド
3、最初は出ないが、手動で音声を切り替えることで出るファイル
第1音声5.1chサラウンド
第2音声2ch
第3音声2ch
上記から考えるに原因は、iOS 9の純正ビデオアプリは「再生の可否を問わず第1音声を選択する仕様に変更した」からのようだ。
以前のiOSバージョンでは音声の順番に関わらず5.1chサラウンドは無視して自動で再生可能な音声が選択されていた。
上記3のファイルのように2ch音声(iOSで再生可能な音声)が複数入っている場合は「オーディオと字幕」選択ボタンが表示されるため手動で変更できるが、1のファイルの場合では、どうやっても音声を出すことはできない。
これは恐らくはバグではなく、仕様変更だと思われるが、なぜこのような変更を加えたのかは分からない。
とりあえず、Appleに不具合報告をしておいた。
iPhone - フィードバック - Apple(日本)
純正ミュージックアプリも一時期iTunesライブラリとのストリーム接続を削除されたりして、iOSは迂闊にアップデート出来ない状況になっているが、なぜこうも毎回困ったことをしてくれるのだろうか。
iPadもそろそろアップデートしようと思っていた矢先にこの不具合を発見してしまってまたアップデート出来なくなってしまった。まあこの不具合に気付かずにiPadをアップデートしていたら発狂していたかもしれないので良かったのだが・・・。
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