任天堂NXコンセプト

任天堂NXが据置機なのか携帯機なのか、はたまたそれらのカテゴリーとは違うものなのか、依然明らかになっていませんが、こうなったらいいなあというのをまた性懲りもなく予想してみましたよ。

任天堂は据置機と携帯機の開発環境を統合するというようなことを言っていましたが、それならもう据置機と携帯機を同じものにしちゃえばいいじゃんというのが今回のコンセプト。

最新のモバイル端末ではWii U並の性能を持つものも出てきており、PSやXBOXに対抗した大型据置機ではなく、モバイルベースとしたほうが携帯機に強い任天堂の強みを活かせると思う。

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まずは据置NX

Wii U失敗の原因は画面付きゲームパッドのために本体性能の割には価格が高くなりすぎたというのが大部分だと思います(画面付きゲームパッドのコストが全体の35%を占めるというのは無理がありました)。なので今回はとにかく低価格で勝負するべき。

コントローラーも画面の無い一般的なものに戻し、電池やバッテリー駆動ではなく有線接続とする。

ストレージも標準搭載はSSDを32GB程度で、HDDを増設するかどうかはユーザーに委ねる。

価格を¥10,000〜¥14,000、コントローラー、ソフトと合わせて¥20,000程度にすることができれば相当な価格競争力となる(Wii Uはソフトと合わせると¥40,000近い)。

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次に携帯NX

基本的な性能は上記据置NXと同等であり、ソフトも共通のゲームカートリッジとなる。

画面を1画面としたのは据置機と携帯機でソフトを共通にするためには必然。

それでも折り畳み形状としたのは、これまでのイメージを継続させるためでもあるが、PSVitaなどのスレート型とくらべて設計上の利点が多い為。

スレート型の場合、画面とコントローラーが同一平面上に配置されるため画面の大きさとコントローラーの操作性がトレードオフとなり、両方を取ると過剰に大きくなってしまう。

折り畳み形状ならばコントローラーのスペースを充分に取りつつ、過剰に大きくせずに済む。またCPUやバッテリーのためのスペースも多く確保できる。

据置NXと同等性能ながら単体でのTV出力を無しにしたのは、TV出力するにはHDMI端子が必要になるが、据置NXとの接続端子1本に絞るのがコスト削減には最善だろう。

価格は¥16,000〜¥20,000。3DSは¥25,000スタートで大失敗したので、¥20,000を超えるのは絶対に避けたい。

 

 

 

そして最後に据置NXと携帯NXの連携による新たなコンセプト

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PSやXBOXなどの他陣営は次機新モデルで4Kへの対応を果たすらしいが、現状でも実際の解像度はフルHD(1920*1080)未満のソフトが多数あり、ハードが4Kに対応したところで実際にフルで4K解像度を使うソフトが出てくるとは限らない状況。

これはそれらとは異なるアプローチとなり、1台で高解像度映像を出力するのではなく、多数の携帯NXの映像を統合して4Kモニターに高画質出力する。

これならば高度な演算性能は必要ない。

この仕組みならば将来的には8Kモニターに携帯機16台のフルHD映像を出力することも可能(イベント等で高価な機材を使わずに行えるので重宝されるだろう)。

携帯機で対戦レースゲームをする場合は自分の画面しか見ることが出来ないが、据置機で対戦する場合は大型TVを画面分割するのが一般的。

そのどちらが白熱して盛り上がるかといえば、当然後者の画面分割。やはり全員が同じ画面を見ているというのは楽しさを共有することにおいては最重要となる。

ただしこの方式には問題もある。

そもそも据置NXと携帯NXの基本的な性能が同一でソフトも共通ということは、言い換えれば据置NXには画面分割対戦をする機能が無いということ(厳密には出来ないわけではないが、出来るようにしてしまっては結局据置NXと携帯NXそれぞれの動作モードを作成しなければならず、ソフトを共通にして開発コストを削減するという基本概念が無意味になる)。

とにかく携帯NXを普及させないことには始まらないということ。

なので基本的には携帯NXがメインとなり、据置NXはTVでもプレイしたいユーザーのためのサブ的ポジションとなる。

 

 

 

こんなトコロですか。

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドがWii Uゲームパッドを活用しない完全な1画面仕様となったことから、任天堂NXは1画面に回帰するのが確実となったために、以前の予想とはガラッと変わった。

当然Wii U3DSとの互換性は微塵も無いだろう。

携帯NX任天堂の投入するスマホゲーム(ファイアーエムブレムどうぶつの森など)にも対応するだろうから、画面はタッチパネルになるだろうし、もしかすると画面を裏返してタッチパネルのみのスマホモードも搭載されるかもしれない。

 

 

 

最後に、任天堂には同一IDの複数端末への登録やDLソフトの個別移動、DLソフトの複数購入、セーブデータのクラウド化などを実現してほしいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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