Parallels Desktopの仮想マシンはTime Machineでバックアップできない!?

結論から言うと、Time Machineでバックアップはできる。が、オススメはできない。
仮想マシンのサイズが小さいなら気にせずTime Machineでバックアップしていいが、数十GB、数百GB以上のサイズの場合は、とんでもないバックアップ容量が必要になるのでオススメしない。


実際に120GB弱の仮想マシンを使っていてTime Machineバックアップが短期間で機能しなくなってしまったので、以下に解説する。

 

実際にバックアップする容量は、Macのシステム10GB強と仮想マシン120GB弱の合計約130GBで、それをTime Capsuleの3TB HDDにバックアップするのだが、このTime Capsuleは他のマシンのバックアップも取っているので、このマシンのバックアップだけで容量を使い潰しては良くないと思い最初の設定では使用領域を1TBに設定していた。


そうして使っていて1ヶ月ほど経った頃、Macのシステムから「〇〇日以上バックアップが取れていない」というダイアログが出てきた。
なんか調子が悪いのか?と手動でバックアップ処理を開始させてみてもバックアップに失敗し、Time Capsuleの電源を入れ直しても同様だった。


Time Machineの進行状況を見ると、確保された1TBの容量中、残容量は60GB程度となっていたが、普通それだけ残っていればバックアップできる筈だし、そもそもTime Machineバックアップというのは残容量が不足した場合は古いバックアップを削除する仕組みなので、容量不足という状況にはならない筈なのだ。

 

このままバックアップ無しで使い続けるわけにはいかないので、バックアップを一旦削除し、新たにバックアップを取り直す事にした。


初回バックアップは約130GBで完了。ここである事を試した。初回バックアップの完了直後に仮想マシンを起動し、仮想マシン上でとても小さいファイルを複製し、仮想マシンを終了した。そして手動でTime Machineの「今すぐバックアップを作成」を開始すると、


とてつもない容量(120GB弱)のバックアップを開始した・・・


そのバックアップが完了するとバックアップファイルのサイズは250GBとなっていた・・・

初回バックアップ完了後に仮想マシンをほんの少し弄るだけで大量のデータがバックアップされてます

そりゃこれじゃあ1TBなんて一瞬で埋まっちゃうわな。Time Machineは24時間分のバックアップを1時間毎に取るんだから仮想マシンで作業してたら数時間分で1TBに達してしまう。

 

Time Machineバックアップは本来は効率的にバックアップされる仕組みなんだけど、Parallelsで作成した仮想マシンはどんなに大きくても「ひとつのファイル」という扱いになるので、些細な変更でも丸ごとバックアップされてしまう。


Parallels Desktop仮想マシンはTime Machineでバックアップできない」というのはこういう理屈である。

 

とりあえずParallels仮想マシンはTime Machineのバックアップ対象から除外しなければならないだろう。

Time Machineの除外項目にParallelsフォルダを設定すると、Parallels側でも認識してくれます

では仮想マシンのバックアップはどうやって取るべきなのか?
Parallels Desktopには仮想マシンのバックアップ方法が2つある。
ひとつはTime Machineによるバックアップだがこれは使えない。
もうひとつはParallels Desktopにある「スナップショットの保存」という機能だ。


だがこれも私の場合は使えなかった。なぜなら私が使っている仮想マシンは「MacOS」だから。

macOS仮想マシンではスナップショットがサポートされていません。

無常である。

 

最終手段はもう手動でバックアップするしか方法が無い。
定期的に別のストレージを接続して仮想マシンを丸ごとコピーするしか方法が無いだろう。
私の場合は現在仮想マシンを運用しているiMac2019の内蔵SSDが手付かずだったので、ここに放り込む事にした。
なぜ内蔵SSDが手付かずだったのかはまた別の機会に書こうと思う。


話は変わって今熱いアニメの話。
戦国妖狐」は良いぞ。原作ファンしか観てないんじゃないかって雰囲気だが。
アニメ開始前はある事情により期待値を下げていたけど、そんな事する必要無かったと思える程しっかりしたアニメになっていました。
アニメスタッフさん声優さん本当にありがとう。Blu-ray予約させて頂きました。