Parallels Desktop 19 for MacはMacOSX10.5〜10.8の仮想マシンがサポートされる最終バージョンとなります

2024.3.11にParallels Desktop 19 for Macのバージョン19.3.0 (54924)アップデートが配信されましたが、多数の改善に加えて大規模な「機能削除」が発表されました。その内容は、

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Parallels Desktop で廃止または削除される機能
Parallels カスタマーエクスペリエスプログラムに参加しているユーザーの統計によれば、製品機能の中には、ほとんどまたはまったく使用されていないものもあります。当社は、これらの機能のサポートを停止するか、または Parallels Desktop から完全に削除して、より頻繁に使用される機能の強化に専念することにしました。

以下は、バージョン 19.3.0ではなく、Parallels Desktop for Mac の次期メジャーバージョンでサポートが終了し、削除される予定の機能のリストです。これらの機能は、ビジネスにおける重要度が低いため、この変更が実際のワークフローに与える影響は非常に軽微であるか、まったく影響がないものと考えらます。

すべてのMac コンピューターで、以下の機能のサポートは終了します。
・トラベルモード
Mac の起動時に仮想マシンを起動するオプション
Parallels 仮想化 SDK (see details here)
Windows および Linux 用の 32 ビット版 Parallels Tools
仮想マシンの最適化設定タブにあるリソース使用量スライダー
Parallels Desktop 環境設定パネルから Parallels Access をダウンロードするオプション

Intel プロセッサーを搭載するMac コンピューターで、以下の機能のサポートは終了します。
仮想マシンのCPUおよびメモリ>詳細設定 タブにある[メモリの上限を拡張]オプション
・リソースモニター
macOS 10.5から 10.8までの仮想マシンをサポート
・リモートデバッグVisual Studio プラグインのサポート
macOS 仮想マシンのネットワーク起動
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となっており、最も重大な機能削除は「macOS 10.5から 10.8までの仮想マシンをサポート」で、対応OSの縮小という実際に利用している人にとっては重大な変更となっています。
上記の文中に「以下は、バージョン 19.3.0ではなく、Parallels Desktop for Mac の次期メジャーバージョンでサポートが終了し、削除される予定の機能のリストです。」とある通り、次期バージョン20以降に変更される予定の内容なので、バージョン19を使い続ける限りMacOSX10.5〜10.8の仮想マシンを継続利用できる筈です。
つまり、MacOSX10.5~10.8の仮想マシンを今後もできるだけ長く利用したい場合は「Parallels Desktop 19 for Mac」を確保しておく必要があります。

Parallelsの公式オンラインストアでは最新バージョンしか購入できないようなので、バージョン20が発売されると公式ストアからは購入できなくなるので、その場合は販売店の在庫やメルカリ等から入手する必要があるので、必要な場合は早めに入手しておくことをお勧めします。

Parallelsの公式オンラインストアでは現バージョン固定の永続ライセンス版と、年契約のサブスクリプション版を販売していますが、バージョン19を使い続けたい場合購入するのは当然現バージョン固定の永続ライセンスです。

まあ予定なのでもしかしたら次のバージョン20でもサポート継続される可能性はありますが。