あさっての方向。第三話 あたらしい生活

アニメ化による設定変更の例
原作→アニメ版
○化学系の研究所勤め→薬局(病院?)
○二人の願いの利害が一致→片方が代償(まきこまれただけ。後から深層心理に気付くのか?)
○実は親子→ただの親戚(演出が悪いからかもしれないが伏線があるようには見えない)
などと、後ろの二つの変更は致命傷な気がするが、原作通りではなく「一夏」で完結させるためには必要だったんでしょう。キャラクターの性格もみんな微妙に違うし、セリフ回しにセンスがない。せっかくアニメになったのだからアニメならではの面白さを見せてほしいが、ここから巻き返しの期待は薄い。コミックス2〜3巻分の原作をアニメ化するのなら、漫画ではページの都合で描ききれない部分とかを補完するような作りになることが多いが、あくまで演技がしっかり描けていればの話。本作の場合、辛うじて一話分埋まったという風にしか見えない。どうしたものか。

あさっての方向。山田J太