新番組 ガンダム00(ダブルオー)

#01 ソレスタルビーイング
プロローグはよかった

西暦2301年、地球。
既に戦局の決した戦場、敵機動兵器は対人武装で掃討戦を開始していた。そんな中、絶望的な戦いを強いられる少年兵の主人公。ラジオからは宗教じみたプロパガンダが垂れ流されている。戦いの最中、少年は言った。
「この世界に、神なんて居ない」
と。そしてついに追いつめられる少年。だが、その瞬間、空から光が舞い降りた。次々と破壊される敵機動兵器。少年が見上げた先に居たのは、光を背負い、空に浮かぶ巨人、無人のMS、ガンダム

無人というのは推測。あれでパイロットが乗ってたらかなり寒い。で、この後のオープニングがラルクアンシエルで萎える(笑)。
で、本編。

数年後、ガンダムを最低4機所有する私設武装組織「ソレスタルビーイング」が活動を開始する。
ガンダムに選ばれた少年は、AEUの新型MS発表会に乱入し、それを破壊。AEUの追撃部隊をもう一体のガンダムとともに迎撃する。
同時刻、記念式典の行われていた人革連の軌道エレベータ「天柱」に対し、テロリストが破壊活動を開始していた。ミサイルが直撃する寸前、何者かがそれを破壊。テロリストを殲滅する。その何者かは、残り2体のガンダム
状況終了後、ソレスタルビーイングは世界に向けて、自身の組織、活動理念を発表する。「領土・宗教・エネルギー、どのような理由があろうとも、私たちは全ての戦争行為に対して、武力による介入を開始します。戦争を幇助する国、組織、企業なども、我々の武力介入の対象となります。私たちは、ソレスタルビーイング。この世から戦争を根絶させるために創設された武装組織です。」
ガンダムに選ばれし者、ガンダムマイスターたちの、世界を相手にした戦いが始まった。

さ〜て、戦争根絶がテーマの物語など数限りないが、結末が見物だ。基本的に戦争根絶なんて出来ないし。もし人間にそんなことが出来ようものなら物語の存在価値など無くなる。
で、クオリティはどうか。前作のガンダムシードディスティニーよりは遙かにマシだが、あと一歩足りない。具体的には地球大気内での空中戦がまったく描けていない。特に敵戦闘機、おまえらヘリか?ヘリコプターか?音速で飛行中にもかかわらず、下方からの狙撃で爆散せず墜落描写!?音速飛行中に爆発したら爆炎も音速で線状に延びるんだよ!雪風見ようね。戦闘機で「敵は一機だ、囲め」って無茶言うな。戦闘機は一撃離脱が信条だ。
まあ、作ってるスタッフはみんな解ってるんだろうけどね。描きたくても描かしてくれないんだろうな。第一話だからってクオリティ上げすぎると後が大変だから。ガンダムにそういうリアリティ期待しても無駄だということで。
あ、あとガンダムシリーズとしては初の試み、ガンダムに意志があるっぽい。まだ確定ではないが、プロローグやパイロットたちのちょっとアレな言動から間違い無いと考える。いいかげんただの乗り物じゃ話として面白くないからな。というか最後発じゃねえかガンダム雪風は20年も前だっつの。機械が意志を持つ、最早常識。



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