コードギアス 反逆のルルーシュ STAGE 7 コーネリアを撃て

話の展開と、前回の次回予告を見た感じでは、今回はルルーシュボロ負けしそうだなと思っていたら、予想通りボロ負けだった。流れ的にそろそろ負けておかないとツラくなってくるのでセオリー通り。過信と敗北は絶対に必要な要素。だが今回の完全敗北は、ルルーシュ自身にとってはそうだが、対外的にはレジスタンスがゼロ(ルルーシュ)の指揮下とは認識されていない。ということはルルーシュはこれから何度も負けなければならないということだ。絶対の統率力で兵を束ねるブリタニア軍に対し、チンピラまがいのテロ集団と付け焼き刃のカリスマだけでは限界は見えている。反ブリタニア勢力を束ね、戦争を仕掛けることを決意したようだが、そうなるとこれから出るであろう犠牲の責任はルルーシュが負うことになる。自身のカリスマ性を維持しつつ、最も効率的な犠牲で戦局を乗り切らねばならない。まさしく至難の業だ。

ルルーシュの倒すべき敵、父であるブリタニア皇帝のセリフ
「死んでおる。……おまえは、生まれた時から死んでおるのだ。身に纏ったその服は誰が与えた、家も食事も、命すらも全てわしが与えたもの。つまり、おまえは生きたことは一度もないのだ。然るに、なんたる愚かしさ!……ルルーシュ、死んでおるおまえに権利など無い。」
まさしく同様のことが、教育基本法改正を目指す首相官邸のホームページに。
http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/1bunkakai/dai4/1-4siryou1.html
1、子どもへの方策
「しつけ3原則 甘えるな 他人に迷惑をかけるな 生かされて生きることを自覚せよ」
2、大人や行政が主体となって家庭、学校、地域で取り組むべきこと
「大人自身が反省する」
「子どもを厳しく「飼い馴らす」必要があることを国民にアピールして覚悟してもらう」
「バーチャル・リアリティは悪であるということをハッキリと言う」
日本とはこんなモノを、権力者共が公然と発信している国なのだ。もはや笑うしかない。

ギアスの力を手に入れたルルーシュの決意のセリフ
「おれは、おまえに会うまでずっと死んでいた。無力な屍のくせに、生きてるって嘘をついて。何もしない人生なんて、ただ生きているだけの命なんて、緩やかな死と同じだ。」
がんばれルルーシュ


コードギアス 反逆のルルーシュ