パイオニアDVDレコーダーDVR-DT95の画質編(遅っ!)

更新頻度悪いなあ・・・・
この辺で言いっぱなしの件にフォロー入れとこう。
まず正月明けに購入したDVR-DT95について。
結論から先に言うと、初期化して兄に譲りました。正直使い物にならない。
まず画質云々を検証するとしていたが、使い勝手が悪すぎて3ヶ月ほぼ放置。イライラします(画質というのはハイビジョン録画での画質ではなく、ハイビジョン録画の後DVD画質に変換、もしくはダイレクトにDVD画質で録画した場合の画質です。あしからず)。
で、画質だが、ソニーのRDZ-D700とどっこい。むしろ悪い?(見比べる気力は無いですが。両方とも戦力外ということで)。
DVDへの変換時に編集点のズレ等が発生するかどうかは試してない。戦力外なのでやる気が起きず。
絶望した!デジタルハイビジョンレコーダーに絶望した!(RAM陣営は知りません)。
で、結局どうしたのかというと、パイオニアのアナログDVDレコーダーをオークションで買い増しました。DVR-77Hです。そして八木アンテナ
地上・BS・110度CSデジタルハイビジョンチューナー DTC110を買いました。これで現在の録画環境は、
ソニーのハイビジョンテレビからの録画用出力を、DVR-99H(メイン)と、DVR-99Hからのスルー出力を買い増したDVR-77Hで同時録画(DVR-77Hはディスクエラー時のためのバックアップ用)。そして八木のチューナーDTC110からの録画用出力をDVR-710H(サブ)で録画。これで2番組同時録画できます。
よしっ完成だ!最初っからこうしておくべきだった。

パイオニアには悪いが、DVR-DT95は売れなくて当然だったかも。完成度低すぎます。
1、リモコン。あれはダメです。確かに見て消すしかしない人には問題無いかもしれないが、長年パイオニア機を使い倒してる人間にとっては、正直気が狂う。以前のタイプのリモコンも同梱するべき。
2、HD画質とSD画質の切り替わり時、一瞬映像が途切れる(テレビへの映像出力が完全にカットされる。テレビ側がチャンネル切り替え時のような挙動をする)のはダメです。イラッとします。ソニーのRDZ-D700では起きません。
3、チャンネル切り替えの反応が悪すぎる(デジタルレコーダーは皆遅いが、特に遅い気がする。ソニーのRDZ-D700は、クロスメディアバーのおかげで気にならない)。リモコンにチャンネルの上下切り替えボタンが無いのは致命的。リモコンにチューナー切り替えボタンが無いのも致命的。
4、兄に譲ってから気付いたことだが、アンテナケーブル接続端子が三つある。は?BSデジタル/地上デジタル/地上アナログ?・・・・どういうことだ。ソニーのは地上デジタルと地上アナログは一本にまとまっているぞ。内蔵の分波器をケチってるのか?

(話は逸れるが、家電メーカーはいつまでマスプロに遠慮するつもりか!BSチューナー搭載のテレビやレコーダーを買ってもアンテナケーブルは一本しか入っていない。一本では、地上波かBS、どちらかしか観ることは出来ない。両方観れるようにするには、一緒にマスプロの分波器を買えと。
Wikipediaによると、

分波器とは、複数の異なる周波数帯の信号(BSと地上波)が重畳された単一の信号線路から、インピーダンスが乱れないように、それぞれの周波数帯に分けて出力する機器または電子部品である。
分配器とは、ひとつの高周波信号を、インピーダンス整合が乱れないように複数に分ける機器である。

とあり、分波器と分配器は分けて定義されている。専門的にはそうなんだろう。だがちょっと待て!納得いかん!
分波器の端子には、BS側、地上波側と明記されている。が、逆に繋いでみてほしい。問題なく映るはずだ。そう、「それぞれの周波数帯に分けて出力」などされていない!分配器があるならそこから普通のアンテナケーブルを2本、BSと地上波に繋いでみてほしい。同じく問題なく映る。考えてみればこれは当たり前だ。なぜなら最初から付属しているアンテナケーブルでも地上波かBS、どちらかは観ることが出来るのだから。それはつまり、テレビ・レコーダー側に必要な周波数のみを抽出する能力があるからだ。そうでなければ分波器を買わなければどちらも観られないことになってしまう。つまり一般向けに販売されている分波器は、分波器とは名ばかりで実質は分配器であり詐欺に等しい(専門的な機器なら「それぞれの周波数帯に分けて出力」されるのかだって?そんなことは知らん)。
何が言いたいかというと、今回のパイオニア機ではっきりしたのは、本来アンテナケーブルは一本で十分なはずであり、呆れるくらい簡単な構造の分配器など内蔵すれば済む話なのだ。そもそもダブルチューナー機やVAIO type X(7番組同時録画可能)は分配器を内蔵している。
マスプロに何を握られているのか知らないが、BSと地上波の分波器を内蔵すると困ることがあるのだろう。ソニーの11インチで20万円の有機ELテレビXEL-1ですらダッサイ分波器が必要だ(デザイナーの僅かな抵抗か、地上デジタル用のロッドアンテナを搭載しているが、強電波地域でしか映らないし、そもそもBS必須な人間には無用の長物)。家電メーカーにはさっさと馬鹿げた慣習に終止符を打つ製品を創ってほしいものだ。くたばれマスプロ!)

話を戻そう。アンテナ端子がBSデジタル/地上デジタル/地上アナログに分かれていると何が問題かと言うと、初期化して兄に譲る際、使い勝手を向上させるため録画方式をハイビジョンのみにしたので、当然アンテナ端子もデジタルのみに繋いでいたのだが、20インチのぶっ壊れかけアナログテレビで、バラエティ番組をワイド(額縁)で見るのはバカらしいということになり、アナログに切り替えようとしたのだが、そうすると録画方式をハイビジョンのみに設定しているのでコードギアスを録画できなくなることに気付いた。なんとかしてBSデジタル/地上デジタル/地上アナログ3本全てに接続せねばならない。結果、BS/地上波分波器を2つ使うことで解決。なんて馬鹿馬鹿しいんだ。
5、アナログ放送のチャンネル切り替えも遅い!なんてことだ!どないなってんねん!

結局、一世代前のチャンネルの上下切り替え、チューナー切り替えボタンが付いている純正リモコンをオークションで購入。だいぶ使い勝手がマシになった。

ちなみにソニーのRDZ-D700は妹に譲りました。これで私の部屋からデジタルハイビジョンレコーダーが無くなりました。デジタルハイビジョンテレビは有るのに!しばらくハイビジョンレコーダーは買いません。HDRecとか、AVCRECとか、正直興味ありませんから!
とか言いつつ、パイオニアの新型DVDレコーダー(BDでなくDVD)が気になる・・・・(笑)。

でも11万か・・・。高くもないし、安くもないという中途半端な値段。これが20万だったら・・・!!
リモコンもまともになってる(チャプターボタンが復活してる!のは良いのだが、文字入力機能は貧弱なままか・・・。DVD開閉ボタンも無いな・・・)し、操作画面もずいぶんマシになっている様だ。

問題はDVDへの変換能力(結局それ)。11万でどれほどのチップをのせられるのか・・・。これはレビューを待たねばなるまい。誰か買ってください。でも地上アナログチューナーまだ載ってるのか・・。もう要らんだろ地上アナログチューナー。