シゴフミ第六話を視聴(今更だが)。

シゴフミを放送する独立UHF系列局8局のうち、サンテレビのみ放送中止にしたという第六話をやっとこさ観た。
どんだけヤヴァイ内容かと思ったら、普通だった。いちお解説。

「シゴフミ」第6話、サンテレビでは内容が不適切として放送カットに
シゴフミは死んだ人間からの手紙をシゴフミ配達人のフミカが届けていくというストーリーで、第6話「サケビ」は学校や匿名掲示板でのイジメがテーマになっているらしく、サンテレビはこの内容が不適切だと判断したとのこと。第6話放送日の2月12日は放送休止、2月19日は第7話を放送し、第6話がカットされることになります。第6話を後日振り替え放送する予定などもないとのこと。

兵庫の人はかわいそうだなあ(笑)。といっても全国放送のBS11(イレブン)で全話放送してますが。みんなBSデジタルチューナーを買おう。
ま、それはさておき、最近アニメの放送中止が多発している。最初から放送しないならまだ理解出来なくもないが、放送途中で第何話のみすっ飛ばすとか、環境映像に差し替えるとか、最終話が放送中止とか、何を考えてるんだ一体。
どれもこれも少年少女が人殺したり自殺したりする内容ですが、テレビ局の主張する「社会情勢への配慮」とは一体何なのか?
「内容があまりにもリアルであるため、視聴した少年少女に悪影響を及ぼしかねない。」というのが建前だろうが、実際はテレビ局側の責任回避という利己的な判断でしかない。
また、第三話においても内容が一部修正されている。内容説明。

特に問題を抱えているわけでも無い少年が自殺した。少年の父親は自殺の理由を知るために武器(恐らくライフルか何か。腰から下を暗く修正し、何を持っているかは分からないようになっている。DVDでははっきり見えるはず。)を持って教室に押し入り、クラスメイトを脅して立てこもる。本当はイジメがあったのではないかと疑う父親だが、現れたフミカに渡されたシゴフミには・・・。

この程度で規制されるようでは、だれもテレビアニメを作りたくなくなってきそうだ。
そういえば98年にテレビ東京系列で放送された「カウボーイビバップ」も、当時アニメのバイオレンス描写が袋叩きに遭っていた時期で、全26話中、コミカルな回や比較的人死にの少ない回を12話選んで放送された(バンダイビジュアルの説明では制作が間に合わなかったためということになっているが、明らかに嘘である。放送した回ですら、ナイフを持った手を素手に修正していたり、ナイフを構えるシーンをカットしていたり、死体をカットしていたり)。ちなみに現在NHKで全話放送中である。たぶん無修正版。
NHKとかBS民法は放送事故があったらちゃんと再放送してくれるし、ほぼワイド放送だし、全国放送だけあって、そのへんはしっかりしている。ありがたい。
シゴフミ(DVD)