iPhoneのメール受信フォルダから迷惑メールを排除する方法

現在メインで使用しているメールアカウントをiPhoneにも設定しているが、iPhoneのメールには迷惑メールを振り分ける機能がない。1日100通ほど迷惑メールが来るのでこれでは使いづらい。
そこで色々対策を考えたが、結果としては出来なかった。
メインアドレスは社内メールサーバからのIMAPアカウントだが、メールサーバ自体には迷惑メールフィルタは適用していない。フィルタは各自の端末側で適用することになる。
MacのMailで迷惑メールを自動的に迷惑メールフォルダに移動するように設定し、iPhoneと同期すればiPhone側にもJunkフォルダが現れ、迷惑メールはそのフォルダに入る。ただし、MacのMailで受信済み、つまり迷惑メールかどうかの判断をすでにしているものに限る。
すなわちiPhoneでは、Macで最後に受信してから以降のメールは迷惑メールだろうがすべて受信フォルダに入ってしまう。
それを防ぐ手っ取り早い方法は、Macを24時間起動しっぱなしで常にメールを受信し続けることだ。
しかしそれを各個人でやると1人1台迷惑メールを振り分ける為だけに24時間Macを起動してなければいけない訳で、あまりにも無駄なので余っている古いiBookで人数分のメールアカウントを設定し、迷惑メール振り分け専用マシンに出来るかどうか試してみた。

・・・・・・ダメだ。

MacのMailは、IMAPアカウントだろうと迷惑メールフィルタの共有は出来ないようだ。
迷惑メール振り分け専用マシンは受信するだけで、メールの管理は各自のMacで行う。まず100%のメールを振り分け専用マシンが先に受信することになる。当然その時に迷惑メールかどうかの判断をしている。そしてその結果をメールサーバは記録している。なので各自のMacが受信するときには振り分け専用マシンの判断の通りになる。ここまではいい。問題はその先だ。
各自のMacで迷惑メールかどうかの判断を訂正すると、振分け専用マシン側も修正される。しかし、新たに受信したメールには反映されなかった。能動的に変更したマシン自体にしか迷惑メール判断データが記録されないようだ。迷惑メールにするかどうかの判断に使用するデータベースはマシン毎に独立しており、共有出来ないということだ。

次期バージョンアップでMacのMailと迷惑メールフィルタを同期出来るようにしてほしい。じゃないと実用性が・・・。