文科省と経産省、BD差し出すも著作権団体納得せず。

ダビング10早期実施に向け、事態打開のためBlu-ray録画機及びBlu-rayメディアを私的録音録画保証金制度の対象とする案に文科省経産省が合意、著作権団体に譲歩を求めるも、iPodは?ハードディスクレコーダーは?ブルーレイだけじゃ足りない!足りない!もっと、もっとマネーを!!」と反発。
「権利者は合意のプロセスを承知していない」
ダビング10の議論を前進させるものではない」
「戸惑いと失望を感じざるを得ない」
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なんかね、もうね、死ねばいいのに(笑)。

著作権団体は、事態を進展させるために最低限明示しておかなければならないことがある。それは、【いくら欲しいのか】ということだ。メーカー団体の反対理由で最も重要なのは保証金制度の対象機器が無制限に拡大することへの懸念だ。それを解消して議論を先へ進めたいのなら、まず【いくら欲しいのか】を明確にしなければならない。あとはその額が妥当かどうかを議論すればいいのであって、対象機器はその額から逆算して指定すればいい。そうすれば時代に合わせて臨機応変に対応できるわけだ。無論、著作権団体が集めた金をどのように使っているのかは完全にオープンにし、消費者が納得できることが大前提だが。【いくら欲しいのか】を明確にしておかないと、誠意を見せろと脅すヤクザと同じだ。そのへん自覚しような著作権団体さん。

ついでに、ダビング10は本当に便利か?
個人的にはコピーワンスは便利だと思っている。なぜならば、DVDにムーブしたらHDDから自動で消えてくれるからだ。ダビング10になったらDVDにコピーした後HDDから自分で消さねばならない。これはものすごく面倒だ。ムーブに失敗した時のためというが、その事態に陥ったことは無い(B-CASカードの入っていないアナログDVDレコーダーの場合、たとえDVDへのムーブを何らかの原因で失敗してもオリジナルが消えることは無い。サブとして購入したB-CASカードの入っているデジタルDVDレコーダーでも何度かムーブしたが失敗したことは無い)。家電メーカーにはダビング10実施後もコピーワンス時と同じ挙動となるオプション(DVD/BDへのダビングの成功を確認したら自動的にオリジナルを削除するオプション)を忘れずに実装してもらいたい。コピーフリーにならないのなら、孫コピーが出来ないのなら、ダビング回数がいくらになろうが意味は無い。